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10月4日(金)
 単行本が書き上がり、ようやく少し暇になった。なにか読もうかと蔵書を漁っているときに、ずいぶん前に買ったきりになっていたグラハムハンコック著「神々の指紋」を見つけ、読むことにした。

 古代文明に思いを馳せることは子供のころから好きだった。古代の遺跡や文献に関する本は、手当たり次第読んできた。あのころはすべてが夢のなかの物語だった。

 太古、地球上に今以上の高度な文明が栄えていた・・・、それは常識に反することであり、これまで身につけてきた知識とも相反するものだ。SFの世界としてならともかく、現実にはけっして認められない異端思想であったはずだ。

 それが今日、大きな変革を迎えようとしている。科学の進歩が、高度な古代文明の存在を明らかにしつつあるとは、皮肉なものだ。

 私たちが教育された古代文明の伝承については、大きな過ちを含んでいることはたしかだろう。人類の歴史が4大文明からおこったとする解釈は、現代では通用しない。4大文明ばかりではなく、世界の各地に文明が同時期に栄えていたことは、もはや常識でもあるはずだ。

 過去についての認識は改められていくのだろうか。未来を予測することも十分意義のあることだろうが、過去を探る旅も、神秘に満ちており興味が尽きない。

 それしても「神々の指紋」では、冒頭にピリ・レイスの地図について書かれているではないか。この本の初版が96年の2月29日となっている。でもこれって、去年の夏ごろ書いたのになぁ。

 超能力関連の本を依頼されたときに、最後の章を使ってピリ・レイスの地図を中心に古代文明について書いたんだけど、その部分は書き直しを命じられ、無難な内容に差し替えたことがある。それがいまこんなにブームになるとは・・・。編集者との交渉をもう少し粘ればよかったなぁ。そうすればもう少し売れたかもしれない・・・(^^;

 でも古代の地図って不思議だよね。十四世紀や十五世紀に書かれた地図に、当時発見もされていなかった南極大陸が精緻に描かれているのだから・・・。ピリ・レイスの地図が書かれたのが1513年、そこにはアフリカの西海岸から南アメリカの東海岸、南極大陸の北海岸が描かれている。しかし、私たちの常識では、南極大陸が発見されたのは1818年のことだ。

 しかもこの地図の南極の海岸線の正確さはなにを意味しているのだろうか。当たり前ながら南極は氷で覆われている。私たちの常識では、厚い氷で閉ざされた南極の海岸線を測定するには、相当高度な道具が必要となるはずだ。人類がは・じ・め・て、地震波を用いることで氷の下の南極大陸の測定に成功したのは、1949年 のことだ。そのときの測定の結果と、ピリ・レイスの地図に書かれた南極大陸とは、驚くほど完全に一致していた。

 古代にいったいどんな文明が栄えていたのだろうか。子供のころに覚えたときめきが、久しぶりに蘇った。

 と、ここまで書いてインターネットの旅をしていたところ、すっごい面白いページを見つけた。
 ホームページ大阪弁化計画と題したページなのだが、これがごっついおもろい!
 なんと、ホームページをまるごと大阪弁に変換してくれるというありがたいHPなのだ!

 ちなみに上記の日記を変換フィルターにかけると、こうなります!これには大笑いでした。お試しください!(^_^)

 


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