Rail SUBARUの模型化

[Rail SUBARU]


 自動車(乗用車)車体を利用したRailMotorcarを御紹介します。スケールは、1/43のダイキャスト製ミニカー車体とHO用動力装置の組み合わせですから、O-16.5mmになります。
 自動車の車幅(実車では一般に1400mm以上)に比べると、線路のゲージが狭いナロー(762mm)ですからアンバランスさが特長になりますが、利用する動力装置のホイルベースが約40mmですから、車体はできる限り小型(実車のホイルベース1800mm前後)のSUBARU 360を選定しました。
 SUBARU 360は我国を代表するマイクロミニカーで、実車データは下記の通りです。
 
 ・全長2995×全幅1300×全高1360mm
 ・ホイルベース:1800mm
 ・総排気量  :356cc
 ・最高出力  :18HP

[自動車の車体]
 Make Up製1/43のSUBARU 360 K111 '1962(ホワイトメタル、\18,000)です。自動車の美しさを優先し車体は無加工で使用します。
 
SUBARU 360 K111
 
[動力装置]
 BEKA製HOドレスデン2軸路面電車のダイキャスト製動力装置を利用しました。諸元はWB=40.5mm、φ8.2で、スキュータイプの小型モータ+フライホイールです。
 SUBARU 360はWB=41.5mm(1/43)ですから、車体のホイルアーチ内に動力装置の車輪が完全に収まります。
 車体には、前部・後部ともシャシー取付用の取付座があり、これがそのまま動力装置の取付座に利用できます。ただし、そのまま動力装置を取り付けるとかなり腰高になりますので、動力装置フレームに加工が必要になりました。
 
動力装置フレーム加工 動力装置フレーム加工 [動力装置フレーム加工]
 写真に示す如く、動力装置のフレームを切削加工しました。加工は車軸のみ外してモータ・ギヤーを養生し、ヤスリで慎重に切削しました。現物合わせの加工です。
 
車体の加工 [車体の加工]
 車体は、後部の取付座はネジ穴をそのまま利用し、前部はネジ穴を開け直しました。なおホイルアーチには泥よけが付いていますが、剥がすと跡が見苦しくなるのでそのままにしました。泥よけは本来レイレイルカーには必要ありませんが。
 
動力装置の取り付け [動力装置の取り付け]
 加工の終わった動力装置を車体に仮止めします。取付ネジは、ネジ穴の関係で前後で形状が違います。
 
アクセサリー [アクセサリー]
 バンパーはミニカーから剥がして取り付け、更に前部に排障器(モデルワム製東武鉄道用ブレーキシリンダー保護柵)、後部に保護カバー(鈴木工房製HO用9600増炭板)を取り付けます。塗装色は、バンパーがアルミシルバー、排障器と保護カバーがタルレッドです。(写真は塗装前の状態)
 人形を取り付けなければなりませんが、車体内部は動力装置で一杯で、人形を搭載する余地が見いだせません。そこで手持ちのプライザー製Oスケール人形を加工して、首だけをモータ近傍に接着しました。人形は塗り替えています。

[Rail SUBARUの完成]
 動力装置はダイキャスト地肌が目立つので、フラットブラックグレーに吹付塗装しました。車輪(輪心)は、回転させながらの筆塗の後に鉛筆芯の粉を刷り込みました。そして車輪の外周には、アクセントとして地味なレッドブラウンを色入れしました。白を色入れしなかった理由は、車高を低くしたにも関わらずホイルアーチの形状から、白だと何故か腰高に見えてしまうからです。最後に、バンパー、排障器、保護カバーを取り付けて完成です。
 運転性能は、2.4V〜3Vの乾電池電圧でスケールスピード3〜5km/hの低速安定運転が実現されています。走行音はRail FIATよりも音は大きめで、後進時に若干車体反響音がします。車体がホワイトメタルで重量があるせいか、重々しい走りと走行音です。
 
Rail SUBARU